カイロの緑の壁:QOLの向上と都市の持続性を促進1

エジプシャンストリート
2019年6月1日

Credit: Schaduf

世界中の街は、着実に大きくなり進化し多様化しており、その多くが共通して都会の問題、例えば公害、過密、交通の問題に直面しています。

同時に、多くの街が―カイロが典型例ですが―緑地の必要性を認識し強調するようになってきました。緑地は単に美しさではなく、非常に多くの調査が、植物は人間の肉体的精神的幸福を与えるということを証明しています。

技術の進歩のおかげで、革新的な緑のインフラをこの地域一帯にもたらすことがさらに可能となってきました。例えば、いわゆる緑の壁の設置や、都市計画の主要な部分に緑地をより一般化するなどです。

カイロは「凝縮された汚染と戦うために緑のテクノロジーを取り入れている」多くの街の一つであるとマリク・タグは話します。彼はカイロを基盤にする企業シャドゥフのビジネスマネジャーであり、この企業は首都やその他の地域での壁面緑化の開発に積極的にかかわってきました。

低コストのメンテナンス、エネルギー効率のような多くの利点をもたらし、緑の壁の設置は成長著しいビジネスに対する人気のある投資先となってきました。

これらの利点と緑の壁の開発へかかわる過程についてもっと知りたいという思いで、エジプシャン・ストリーツはシャドゥフに連絡をしました。この賞を受賞した企業は、古代エジプト人と現代も都会エリアの農家が使用している灌漑ツールのアラビア語を名前にしています。このツールは、穀物を育てるための海峡を灌漑する水をくみ上げるために使われ、シャドゥフの場合、壁と屋根を固くするために使われています。

シャドゥフは二人の兄弟が設立しました。シェリフ・ホスニー、テレク・ホスニーの二人で、彼らは非常に若いころから植物と自然に興味をもっていました。ある地域を訪れナイル川がアフリカと中東に大きなインパクトを与えていることに気付き、水のほか天然資源を守るための創造的な解決方法を見つける必要に迫られました。

そのビジネスは、都会の屋上農園を手始めにすることで成功をおさめました。収穫されたものを買い、カイロじゅうの地元マーケットやレストランに野菜を届けるようになる前に、屋上農園を開発するために地元のマイクロファイナンス機関と一緒に始めました。

Credit: Schaduf

非常に人気があがり、シャドゥフは主要なデザインとテクノロジーハブのなかで拡大し、アフリカや中東じゅうの私的クライアントに、景観設計で革新性とサービスの範囲を提供しています。この多様化は、緑の壁とその他風景デザインプロジェクトを含み、彼らの目的は「インスパイアされた都会の緑の解決法、環境と社会が持つ問題を通してQOLを向上させる」ことを提供することだとシャドゥフのホームページにあります。