2021/3/21
![]() 欧州委員会が250万ユーロ〜750万ユーロの資本支出を伴った最初の革新資金が小規模プロジェクトを募集したところ、232の再生可能エネルギー、エネルギー集約型産業、エネルギー備蓄、炭素捕獲、使用と備蓄(CCUS)における革新的なクリーンテックプロジェクトの応募がありました。 セクターごとの応募数は: ・ およそ125のCCUSを含むエネルギー集約型産業。そのうちおよそ3分の1が水素、6分の1がヴァイオ精製所でした。 ・ およそ60の再生可能電気と熱。そのうちおよそ半分が太陽光発電でした。 ・ およそ50のエネルギー備蓄。 応募はプロジェクトが実施されるすべての加盟国、アイルランドとノルウェーからあり、提案されたプロジェクトは総額で提供できる予算の10倍となる10億ユーロとなりました。 最初の大規模プロジェクト募集への応募と比較すると、この募集はエネルギー集約型産業、炭素捕獲、仕様と備にはあまり魅力的ではなかったようですが、再生可能関連とエネルギー備蓄セクターにはより魅力的であったようです。 ![]() この募集の下のプロジェクトへの資金は、EUの緑の再生を促進し、ヨーロッパグリーンディールの下でのEU気候ゴールを果たし、地球規模でのヨーロッパの技術的リーダーシップを強固にします。 DG気候アクション局長であるマウロ・ペトリチオーネは次のように話しています。「大規模プロジェクトの革新資金への大きな関心を得たあと、私達は小規模プロジェクトの募集へ同様の道を開きました。応募者は、起業したばかりの起業から世界的企業までのすべての規模の企業のすべてのセクターからで、グリーンテック革新のポテンシャルが見られます。これらの企業が、ヨーロッパじゅうに低炭素の革新的解決の展開に目を向けています。このことから、緑の再生への投資にビジネスが関心を持っているということが確認され、気候中立への移行が、大規模、小規模、起業したばかりの起業のどの規模であろうとも重役会議で大きなトピックになっていることが分かります。」 この募集で強調したのは、革新的でありながら小規模に展開される成熟したテクノロジーでした。商業的展開への段階に入っている本当に革新的なプロジェクト、例えば新しい市場セグメントに顧客をもたらす、炭素集約型に代わる製品、ネット炭素除去革新や直接的な空気捕獲といったものにフォーカスを当てました。 ソースはこちら translated by Yoko Fujimoto
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EU、REDD+に融資
EUのREDD+へのアプローチは、REDD+パートナーシップ、森林カーボンパートナーシップ設備(FCPF)、EU REDD施設、UN-REDDプログラムのような国際的なイニシアチブと同様、森林法施行、ガバナンスおよび通商(FLEGT)アクションプランのうえに成立しています。 欧州委員会は、1年におよそ2,500万ユーロをアジア、アフリカ、ラテンアメリカでの試験的なREDD+イニシアチブに拠出することにしました。委員会は、森林破壊を進める人たちに呼びかける私的セクター融資を刺激するために、そしてREDD+融資が有効的に効率的により多くなるための方法に投資をしています。 2020年までに開発途世界へ年間1億ドルの気候融資を結集するために、REDD+の融資をスケールアップする必要性が開発途上国による誓約のなかに暗に示されています。この資金は、意味のある軽減アクションと実施における透明性に依っています。 国家REDD+政策のねらい ソースはこちら translated by Yoko Fujimoto
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REDDからREDD+へ
「森林破壊や森林劣化からの排出量削減」(REDD)イニシアチブは2005年の気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)の下での交渉から浮かび上がりました。REDDは、開発途上国が林野から温室効果ガス排出量を削減するためにインセンティブをつくる狙いがあります。 環境保全の必要性に関する集中的な討議に続いて、そのコンセプトは持続的な森林管理や森林炭素貯蔵量を増すというゴールを含むREDD+イニシアチブに拡大されました。 実績のための国際的な報酬へ REDD+に申請するための2013年のガイドライン完成させた後、大規模なパイロット排出削減プログラムが、持続可能な管理、田園地域開発、森林や森林周辺でのレジリエントな暮らしを促進するために、ブラジル、コンゴ、エチオピア、コスタリカ、ネパールといった国々でテストされることになります。 REDD+は次の3つのフェーズで実施されます。 1.国家のREDD+戦略とキャパシティ構築の開発(フェーズへの準備) 2.さらなるキャパシティ構築とデモンストレーション活動 3.全面的(国全体)な実施。実証された排出削減を達成した国は、その実績に基づいて国際的な報酬を受け取ることになります。 フェーズ1および2は、公的セクター資金を通して出資されます。フェーズ3出資のための方法と過程は2013年12月にポーランドのワルシャワでのUNFCCで決定されました。これらルールの実施は、FCPFカーボンファンドのようないくつかのイニシアチブを通して大規模にテストされますが、将来的に、グリーン気候ファンドが中心的な役割を果たすことが期待されています。 ソースはこちら translated by Yoko Fujimoto
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森林破壊—森林や林地を永久的にその他の土地、作物、道路、居住地、採掘、放牧地などに変えることで、それは気候変動に主な原因となる世界的なGHG排出量の12%ほどになっています。
![]() REDD+イニシアチブは、広大な範囲で森林破壊が起こっている熱帯での森林破壊と森林劣化と闘うために国際的なレベルで設定されました。REDD+はまた、世界で最も被害を被りやすい地域での農業(世界的GHG排出の12%となる)、農村開発および気候変動適応に主に関与しています。 世界でギリシアのサイズが毎年破壊されている 熱帯林は1年におよそ1300万ヘクタール(およそギリシアの大きさと同じ)が失われています。この破壊は地元レベルだけでなく世界的にインパクトを与えています。熱帯林は、この惑星での生物多様性の本拠地となっており、人々が知る陸上生物種の半分を養っています。 森林破壊とともに森林劣化も、文化統合や森林に依存して生活する人々の生き方を脅かしています。森林を破壊した後の土地利用は、通常短期間での経済的収入をもたらし、そのため多くの国で未だに森林破壊率が高くなっています。 森林は、世界の土地のおよそ30%を覆っています。森林が地を覆っている部分の3%が1990年から2005年の間に失われ、そのほとんどが熱帯地域で起こり、過去20年以上その森林破壊率は大きくは減っていません。 世界的気温上昇を産業化以前レベルと比較して2℃以内にするという国際的な合意目的を達成するためには、少なくとも2050年までに1990年の50%以下レベルに世界的な排出量を減らすことが必要です。この削減は、森林破壊に対する実質的なアクションなしには達成できません。 EUは遅くとも2030年までに世界的森林被覆ロスの停止と、2020年までに熱帯林破壊総量を2008年レベルと比べて少なくとも半分にする政策目標を支援しています。この目標は2008年森林破壊と森林劣化の扱いに関するコミュニケーションで提示されました。また、森林に関するニューヨーク宣言もサポートしています。 ソースはこちら translated by Yoko Fujimoto
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