世界の緑化

メリッサ・ブレヤー
2019年3月26日


CC BY 4.0 D. Morton, NASA / via Nature Communications

 新しい研究によって、この嵐によってプエルトリコで4000万本の木が枯れたり深刻なダメージを与えられたりしたことがわかりました。このことは、将来来る嵐が、大西洋の熱帯じゅうの森林を永久に変えてしまうことを示唆しています。

 私たちはみな、プエルトリコを襲ったハリケーンマリアがどんなにひどかったかを知っています。2017年10月に自足155マイルの速度と3フィートにおよぶ雨をもたらすカテゴリー4の嵐は、うなりをあげて島に上陸しました。これは1928年以来プエルトリコを襲った嵐としては最強のものでした。

 直後に撮られた航空写真に、新緑の島から緑が奪われた様子が見られました。伐採された樹木対倒木はどれくらいだと思いますか?新しい研究/樹木量調査に答えがありますが、それは良いニュースではありません。コロンビア大学アース研究所の教授マリア・ユリアーテが率いたこの調査によると、ハリケーンマリアによるプエルトリコでの樹木のダメージは、大学によると「現代において未曾有であり、温暖化によって駆り立てられるより頻繁にやってくる大きな嵐が、この場所だけでなく大西熱帯のほとんどを永久に変えてしまうかもしれない」ということです。
 「生物多様性が結果的に苦しめられ、より多くの炭素が大気に増えることになるかもしれない」と筆者は述べています。

 ハリケーンマリアが今まで調査されたほかのハリケーンよりもより多くの樹木にダメージを与えただけでなく、ダメージを与えられた樹木の種類も問題となっています。

 研究者たちは、マリアが以前の嵐の2倍もの樹木を即死させ、3倍もの樹木の幹を破壊したことを発見しました。他の種についてはもっと状況は悪くなっており、被害率は従来の嵐の12倍にも上っています。驚くほど大きくどっしりとした樹木―人々が嵐でもびくともしないだろうと思っていた―が最もひどい被害を受けました。

 「過去に嵐に最も強かった成長が最も遅く、最も価値のある広葉樹にこの傾向が現れました。それは家具やボートづくりに評価がとても高いマホガニーのようなキャンドルウッドや、非常に密度が濃いので水に浮かない厚みのあるバラタの木です。このような木や他の大きな木は、小さな木々がしない多くの鳥や動物が棲む場所を提供しています。幹に被害を受けたおよそ木のおよそ半分が2、3年以内に死んでしまうでしょう。」とユリアーテは話します。

 気温が上がっているなかで、ハリケーンがより激しくなるだろうという予測から、この地域の森林に対する見通しはよくありません。

 「このハリケーンは、もっと多くの木を殺すでしょう。もっと多くの木を破壊していくでしょう。過去やってきた多くの木を守る方法は、もはや役に立ちません。森林は背が低くなり小さくなるでしょう。それは再び育つための時間がなくなるからです。そして多様性が少なくなるでしょう。」とユリアーテは話します。

 しかし、他よりも良い種もいくつかあります。私はいつも、ヤシの木がハリケーンで生き残る方法に驚かされてきました(そして、How do palm trees survive hurricanesに書きました)、分かったこととして、普通のシエラヤシの木はマリアの乱暴にそれほどひどくやられないでうまくやることがあります。ユリアーテは、嵐の後すぐ元に戻ることのできるヤシの木とそのほかのいくつかの種が、大西熱帯と亜熱帯じゅうに将来森を作るだろうと考えています。

 エコシステムが、ほとんどの部分が調和していることに依っているデリケートに設計されているものであることを私たちが知っていますが、非常に多くの樹木を失うことは森林の野生動物や植物にカスケード効果を与えることになるかもしれないと研究者は話しています。

 「これはおそらく森林の成長ダイナミクスも変えることになるかもしれません。排出量より多くの大気中の炭素を吸収する―現在樹木が行っている―のが方程式が反対になり、森林が純粋に炭素排出者になるかもしれません。」と言います。

 この陰鬱な算数は何のせいでしょうか。自然に倒れて腐敗した樹木は、そのほかの代わりのものが取り入れる炭素よりまさることになるかもしれない、と研究者は記しています。「ヤシの木に加えて、代わりになれるかもしれない種が一つありますが、それは成長の早いヤグルモで、嵐によってできた太陽が降り注ぐようになった地で急速に伸びるものです。しかし、ヤグルモは嵐で最初に倒れるものでもあり、そのため問題を増やすだけになるかもしれません。このように、森林は自らを破壊する非常な暖かさを助長するかもしれないのです。」

 一人の熱帯樹木の専門家が大学に話したように、効果について明らかになったことは「おそらく海浜に近い熱帯の低地の森林の巨大なエリアを代表するもので、そのうちのいくつかは、温暖化が進む世界で同様のあるいはよりひどい被害を受ける傾向があります。」ということです。マリアは「カテゴリー4のハリケーンでした。しかしカテゴリー5というものがあります。」と彼は言いました。考えると身震いがするのですが、カテゴリーに終わりはないのかもしれません。

 彼らがネイチャーコミュニケーションでどのように調査を行ったかを読むことができます。

 ソースはこちら

 translated by Yoko Fujimoto


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