世界の緑化

キャサリン・マーティンコ
リビング/カルチャー
2017年6月23日


CC BY 2.0 Alan Levine

人類はこれらの発明を誇るべきです。地上でおだやかに効率的にクラスことができるようにしているからです。

1999年、アメリカ人の科学者でありライターであるドネラ・メドウズは、「世界の7+持続可能な驚異。」という素晴らしい記事を書きました。そこに、彼女は最も基本的でありながら革命的なテクノロジーのいくつかについて書きました。それは地上で人類が穏やかに暮らすことを可能にするものです。オリジナルコンセプトは、シアトルのノースウェスト エンバイロメント ウォッチのディレクターであるアラン・ダーニングの本にあります。

およそ20年後である現在、そのリストは、ストーリーオブスタフプロジェクトが拡大し、Facebook(それが私が最初に見たものでした)にポストし、読者により持続可能な驚異について討論するように頼みました。

では、何がそのリストに載っているのでしょうか?

自転車−最も効率的に移動する手段として発明され、世界中の人口の80%の人が買うことができるものだからです。ちなみに、自動車は1999年現在では10%の人しか買うことができませんでした。

物干し用ロープ−太陽エネルギーを使い、自転車よりさらに手に入れやすいからです。

シーリングファン−ほんのすこしのエネルギーで効率的に部屋を冷やすことができるからです。「1つのファンで華氏9度涼しく感じるようになります。実際より涼しく感じることができます。典型的なシーリングファンは、75ワットより多くの電力を使うことはありません。それは白熱球1つとほとんど同じで、エアコンの10分の1だけです。

コンドーム−人口増加をコントロールし、病気から守るからです。

公立図書館−世界に情報を提供(インターネットのある現在では以前より重要性が下がりましたが)し、持続可能性の観点からみると、私が思いもよらなかったことですが、「1冊の本は、貸付を10分の1にするだけでなく、一読あたりの紙の使用量を10分の1にします。」

パッタイ−最も基本的でシンプルでありながら麺、野菜、少々のタンパク質とソースの魔法のようなコンビネーションである「田舎料理」を代表するものだからです。どの文化にも、大勢の人が比較的かんたんに安く栄養豊かに食べられるそれぞれのバージョン(米や豆)があります。

てんとう虫-植物をダメにするアブラムシを化学的な殺虫剤よりずっと効率的に取り除くパワフルな自然のものだからです。明らかに、これは「発明」カテゴリーには入らないのですが。

メドウズは、このリストにさらにいくつかの持続可能驚異を追加しました。それはサリー(長く、多目的な布)、かご(1999年現在ではまだ手作りで、完全に生分解性だった)、ルートセラー(食料を長期間、冷却するのにエネルギー消費をせずに貯蔵することができる)。彼女は次のように書いています。

「これらに共通するものはなんでしょう?地球と人への優しさが、持続可能リストに乗る資格です。これらは誰の手にも届き、手に入れるのも維持するのにもお金がかかりません。このなかの多くが、実用的であるだけでなく美的な要求にも応えています。目、味覚、魂を満足させます。コンセプトの面ではほとんどが古いものですが、現代版になることもできます。多くの異なる文化のなかでそれぞれが変化しています。ほとんどが、あなたに買えるもので、地元の生産者が作ったもので、複数企業が作ったものではありません。」

読んでいる間にいくつかの感情が湧き上がる素晴らしいリストです。久しぶりに、地上の人類を誇りに思い、単純でありながら生活を変える発明(てんとう虫を除く!)を思いつく独創性を持つ人類を誇りに思います。さらに、もしこのような基本的なテクノロジーが人生でこのような変化を起こす力持っていると考えると、希望も感じます。私たちが現在走っている破壊的なコースから離れることができる、その他の古代の発明を思いつく(あるいはよみがえらせる)でしょう。

ストーリオブスタフの質問に戻りましょう:あなたなら何をこの持続可能な驚異に足しますか?

原文はこちら

translated by Yoko Fujimoto

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メリッサ ブレヤー
科学/自然科学
2017年6月13日


CC BY 2.0 Max Pixel

街路灯やその他の街の状況が、都会に生える木を不健康にし本来の能力を発揮できなくしている

「木は、私たちと全く同じなんです!」部門の私のお気に入りの森林官が、私が長いこと可能性があるのではないかと疑ってきた問題の計測をしました。それは、都会の木は、自然界の多くのものと同様に、一晩中明るいところに置いておかれると辛い時間を過ごすことになるというものでした。

「木も夜寝なければならないのです。」とピーター・ウォーレンベンは、ウェールズのヘイフェスティバルで聴衆に向かって話しました。「調査によれば、街路灯に近いところに生える木は、他より早く枯れます。夜、寝室で明かりをつけっぱなしにするようなもので、そんなことをしたら皆さんにもよくないのです。」

木のことを知っていて、そして木を擬人化して大事にする人がいるとしたら、それはこのウォーレンベンです。ドイツの森林官でベストセラー作家である彼は、木を人間のように話すことについて躊躇しません。「私は人間の言語そのものを使います」と彼は言います。「科学的な言語は、全ての感情を取り除き、人々が理解しなくなってしまうからです。」『木は子どもに授乳します』と私が言えば、誰もが私が何を言っているのか分かります。」

ウォーレンベンは1987年から森林について勉強し、森林で働いてきました。そのため彼はうらやむべき経歴を持ち、このような考えに達したのです。そして彼は、彼の最近の観察を照明するための調査を提示します。2016年に欧州委員会は、木や草の夜間の人工的な光による影響について研究する資金を準備しました。ロンドンのThe Timesによると…

昨年エコロジー誌のジャーナルに掲載された論文では、人工的な光が「春の芽を出す」タイミング、紅葉の時期、落葉(枯れた葉が落ちる)の時期に影響を与えることが証明されたとありました。この研究は、人工的な光が、木の、葉を茂らせ花を咲かせる年間リズムの変化「木の健康、生存、再生」に大きな影響を与えていることになっているかもしれないと締めくくっています。

ウォーレンベンが委員会に、都会の街路樹がより健康的に長生きできるように、また電力消費を減らすために、夜間、街路灯を消すべきであると言うのは分かりきったことです。(光害を減らすその他の利点はたくさんあります。天国についてよく考える大昔からの楽しみ、星空を見上げるという機会…そして星を生で見る。)

街路樹が直面している他の困難には、木が孤独になり、近くに生えている仲間のサポートシステムを受けることができずに大きくなろうとしていることがあり、これは、森林の中に生えている木々がどのように社会的に生きているかを表したウォーレンベンが取り上げたテーマです。

彼は、「都会に生える木は、森林のストリートキッドみたいなものです。」と歩道の地下の硬い土のなかで根が苦しんでいることを付け加えながら言います。もし土が十分になければ、木は夜間も道路や建物から放射される熱で暖められることになります。森林では冷やされるのとは反対の現象です。都会の木は、栄養や水を集める助けとなる森林の微生物を共有することができないのですが、市の職員による世話も十分には受けられません。

その一方で、この路上で静かにたくましく生きる生物は、私たちに多くのリターンをもたらしています。マット・マックダーモットがここで以前、「木に賞賛を歌っている間に」に書いたように

・ 若くて元気な1本の木の純冷却効果は、10部屋分のエアコンが1日20時間稼働するのに匹敵する。エアコン10台分が1本の木で!!
・ あなたの家の西側に今日植えられた一本の木は、5年後には3%のエネルギー削減になり、15年後には12%の削減になります。
・ 木一本あたり、粒状物汚染を9−13%減らします。オープンな場所に対して27—42%、木よりも下の地面にほこりが達する量も減らします。
・ もしあなたの家の近くのあなたの所有物に木が生えていれば、家の価値は10−23%も上がります。
・ 都会では、1本の木の植樹と木の手入れに3年間で250ドルから600ドルかかり、木の一生で得られる(街の美化などをのぞく)直接的なリターンは9万ドルになると試算されています。

その他にもたくさんあります。気候変動の軽減、野生動物の居住地域の増加、メンタルヘルスの向上などです。木が私たちにしてくれること全てに対して、私たちが最低限して返すことができるのは、寝る前に電気を消すことなのではないかと思います。

ウォーレンの素敵な、前進的な木に対する考えを彼の著書「木の隠された生活:何を感じ、どのようにコミュニケーションをするか−秘密の世界から発見したこと」を読んでください。

原文はこちら

translated by Yoko Fujimoto

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レジリエンスイニシアチプのためのオープンデータ(オープンDRI):ベトナムのカントーのためのコミュニティマッピング

提供者:世界銀行 期間:2017年 場所:ベトナム

 カントーシティはベトナムの三角地帯の社会経済開発において主要な役割を果たしています。市は、輸送、テレコミュニケーションシステムを通して地域が連結することを活発に支援し、三角地帯全体に利益となる発電、産業、水路のための重要なインフラ設置を主導しています。

カントーは、様々なストレスに弱い部分もあります。そのストレスには、都市洪水、海面上昇、嵐のような自然災害があります。管理せずに急速に都市化すると、コミュニティに新たなストレス、インフラ、環境をもたらします。都市レジリエンスを構築するために、地方自治体は、気候変動と災害リスクマネジメントを市の計画に統合する必要があります。

呼応して、世界銀行と防災グローバルファシリティ(GFDRR)は、よりレジリエントな都市システムを構築するためのプログラムであるカントー都市開発、およびレジリエンスプロジェクトを規定するためにカントーシティをサポートしています。このプロジェクトはオープンDRIが地域的なオープンシティプログラムの一部として実施され、カントー都市開発とレジリエンスプロジェクトの一面である洪水リスクマネジメントシステムを繰り入れることになります。

このレジリエンスイニシアチブに向けたオープンデータ(Open DRI):ベトナムのカントーのためのコミュニティマッピングプロジェクトは次のことを必要としています。それは、基礎空間的なデータ層の作成、関係者への結果として生じるデータ管理の訓練、テクノロジーとデータ収集法を備えた技術的に優秀な長期的なセンターになり得る研究所の設置です。

現在あるインフラと人口統計を理解することは、気候変動を将来的に見越して適応し、洪水のリスクを減らすための投資に重要です。コミュニティは、この知識を蓄積し更新するなかで非常に大きな役割を果たしており、オープンで参加型の方法のなかでデータを収集し分配することは、効果的なレジリエンス計画の基礎となります。特に、詳細な地元地域の計画を作るときの基礎となります。

信用度が高く、自由に利用でき、使用者にとって使いやすいコミュニティマッピング資源、オープンストリートマップ(OSM)を紹介することは、カントーに置いて将来的な開発の道筋を図にするときに重要で創造的な付随サービスになります。OSMはコミュニティと進められた計画のデータや都市開発に行き先を示すことができる、都市インフラ、自治体の資産、人口統計、被害にあいやすい地域に関する地理空間とコミュニケーションをとることができます。

カントー地方のために全般的に開発されたOSMコミュニティマッピングポータルは、詳細な道路、排水ネットワーク、固形ゴミ収集、運送ネットワーク、まだ残っている空き地、マーケット、市の地区制、セーフガード、被害を受けやすい人口統計の所在地、洪水になりやすい地域、公害リスクの地域、気候変動シナリオでリスクがある地域といった地図の層が含まれることになります。このOSMポータルの作成は、コミュニティの約束、データ収集とGIS分析能力のコンビネーションを必要とします。

地方自治体と関係者のなかに、これらマッピングツールと能力を位置づけることで、効果的なガイド計画、実施、モニタリング、適応、市全体の持続可能な開発のために欠くことのできない資源をつくります。

このプロジェクトは並行し、統合された過程に接近して実施される4つの部分から成っています。
1.フィールド調査やデータ管理の支援
2.SDIと市の内部に付随するデータの使用
3.自治力を高め、地元マッピングコミュニティを促進し
4.コミュニケーションをはかり、援護する

目的:
・ カントー市のための詳細な気候の影響を受けやすい地域、土地利用、輸送、洪水データセットをコミュニティメンバーと一緒に作る
・ 自治体、地元大学、市民社会のグループの中で使用するマッピングデータを設置すること
・ 自立を助け、使用目的のマッピング研究所の創設を通した地元マッピングコミュニティを開発し、マッピングツールとデータのために貢献し、またこれらを周知し、
・ 毎月更新するブログ、ビデオ、その他周知するための活動を通してコミュニティマッピング作業を促進する

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translated by Yoko Fujimoto

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メリッサ・ブレヤー
輸送/公共交通機関
2017年5月31日


Screen capture Ruptly/YouTube

苔、ラン、ユリ、シダに覆われたこの市のバスは、乗客を新しい世界へと運んでいます。

自然が奪われていると感じていますか?街の中に捕らわれて、森林浴を心待ちにしていますか?もし台湾の首都に偶然住んでいたら、その問題は、バスに乗るだけで解決されるでしょう。

台北に住み、母なる自然一回分を必要とする人々のために、市のバスは森林の緑で飾られました。AFPによると、ユリやシダ、生姜、ラン、苔その他の香りのよい植物にあふれたジャングルモバイルは、博物館、寺院、夜市に止まりながら騒がしい街中を抜ける特別なルートで乗客を連れて行きます。

植物を載せるという素敵なことをしたのは、フローリストのアルフィー・リンのブレインストームで、通勤客のせわしない日常に自然との接触の機会をもたらしたいと思ったということです。

「みなさんが、これを美しいと感じたり、面白い経験だと思ってくれるといいと思います。」と彼はAFPに話しました。「バスの中で夏の香りをかぎ、鮮やかな緑の植物を見、自然からのメッセージを感じることができます。」

森林バスが情熱を持つ人と出会ったというのに不思議はありません。誰がランにあふれるバスに乗り、苔の座席に座ることを嫌がるでしょう?幸せな乗客は、この魔法のバスに乗るために行列をし、多くの人がこのバスがずっと続くことを望んでいます。

「私は、花や植物の香りをかぎながらバスに乗っていると幸せな気持ちになって、リラックスします。これがダブルデッカーで通常のサービスになったらいいと思います。そうしたら台北の特別なものになるでしょう。」と乗客のセリーヌ・ウェイは話します。

もし自然のある場所に行けないのであれば、自然があなたのところにくるなんて、なんて素敵なのでしょう。それが市のバスでやってきたとしても。

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メリッサ・ブレヤー
科学/気候変動
2017年5月18日


CC BY 2.0 Jaknouse

ホワイトオーク、サトウカエデ、アメリカヒイラギなどどこにでもある樹木個体群の中心地が1980年以来、西に移動してきています。

アメリカ合衆国の西部は、金の採掘という魅力の土地になったり、ホレス・グリーリーの「西へ行け、若者よ。国とともに大きくなれ。」というアドバイスが発せられる前からずっと逃亡者たちを誘惑する土地でした。

そして今、木々さえもその誘惑に抗えないのです。

過去30年間にどのように樹木個体群が移動してきたかを見る新しい調査によって、明らかに木々が西へ移動したことが分かりました。The Atlanticレポートには、「アメリカ東部の森林のどこにでもある種のおよそ4分の3―ホワイトオーク、サトウカエデ、アメリカヒイラギを含む―が1980年以来、その樹木個体群の中心を西に移動した。研究された半分以上の種も、同時期に北へ移動した。」とあります。


How the center of tree populations moved from 1980 to 2015. (Fei et al./Nature Advances) /CC BY 2.0

木は自分のものを拾うこともしないし、左に何歩分か移動することもないので、個体群の移動は、苗木が新しい方角へ広がり、古木が背後で消えていくことによって時を越えて起こることなのです。

気候変動が落ち着いているので、環境学者たちは、寒さを好む動物や植物が温暖な気候から北へ逃げるだろうと正しく予測してきています。そのため、気が北へ移動していることはそれほどの驚きではなかったのですが、西部への移動というのは当惑の種なのです。

しかし研究者たちは、これは雨に関係があるだろうと信じています。

「異なる種の気候変動に対する反応は異なっています。広葉樹―落葉樹―のほとんどが、湿潤地域の西部への移動を追いかけています。常緑樹―針葉樹―は主に北へ移動しています。」とこの記事の執筆者であるパーデュー大学のソングリン・フェイ教授(林学)は話しています。

その他に、木が西部に移動することをそっと後押ししているものとして考えられるのは、土地利用の変化、山火事、害虫の到来があるかもしれません。そしてまた森林管理の努力もあるのかもしれません。しかしフェイ氏と彼の同僚たちは、少なくとも個体群のエリアでの変化の少なくとも20%は、人類によって引き起こされた気候変動の影響を非常に受けている降水量の変化によって引き起こされているとThe Atlanticには記しています。

データとして、このチームは合衆国森林局森林資源調査分析プログラムを根拠にしています。これは、大きな国有林から高速道路近くのところどころに植えられた木まで、市の公園や郊外の開発地の木すべてを追跡している木の国勢調査です。

「これはモデリングの実験ではなく、予測でもなく、これは実証に基づいたデータなのです。この研究は合衆国の東部全体の全てに注目しているのです。」とフェイ氏は言います。

そして、全ての広葉樹が西部に向かい、針葉樹の親戚が北へ向かう一方で、東部はどのような運命になるのでしょうか?研究者たちは、森林の重要な生態学界が崩壊し始めるかもしれないと言っています。森林は、異なった種の集まったもので、そのなかで互いに作用しています。その混在しているものを変えることは、その特別な原動力を壊すサインになるかもしれません。

「もしあなたにグループの友達がいて、その友達がみんな他の場所に移動したら―別の場所の大学に行く人がいて、フロリダに行く人がいて―そのグループは、おそらくバラバラになるでしょう。私たちは、この木のコミュニティがバラバラになるかどうかに興味をもっています。」とフェイ氏は言います。

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translated by Yoko Fujimoto


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