世界の緑化



2020年5月28日:今日、欧州委員会は、より持続可能になることを純粋に約束する街を認知するために、2023ヨーロッパグリーンキャピタル(EGCA2023)と2022ヨーロッパグリーンリーフ(EGLA2022)賞のためのコンペを始めます。

今年、両方の賞に対する賞金は、都会の持続可能性基準を設置する街をサポートするねらいで、その金額が合わせて100万ユーロに大きく増やされることになります。EGCA2023を獲得した街は600,000ユーロを、EGLA2022は2つの街/町はそれぞれ200,000ユーロを授与されます。賞金額が上げられたのは、最近採用されたEUは生物多様性戦略2030を含むヨーロッパグリーンディールの目的を街に伝える重要性を反映しているのです。

環境、海洋、漁業欧州委員であるVirginijus Sinkevičiusは、「持続可能性はぜいたくなものではなく、必要なものです。この大変なときに、多くのヨーロッパの街が経済的社会的困難に直面しているとき、私達は彼らが持続可能性ビジョンを認識する助けになりたいのです。過去賞を獲得した街々は、経済状態がよいときに、よりきれいで、緑豊かな環境で暮らし、人々の健康を守ることが完全に可能であることを証明しています。私はヨーロッパの全ての街に、このグリーンキャピタルとグリーンリーフという、都会の持続可能性への道を歩むよう促したいです。」

ヨーロッパグリーンキャピタルとヨーロッパグリーンリーフ賞を獲得することは、欧州委員会によって承認され、多くの利益をもたらします。つまり、国際的なメディアがカバーすることになり、地元のプライドを高め、環境のプロジェクトにより焦点をあて、海外投資を増やすことになります。最終選考に残った街と優勝した街は、以前の最終選考に残った街や優勝下街とのネットワークに加わることになり、そこでは関門となる難関をどのように乗り越えるかを共有します。

賞金額を増やすことで、優勝した街が、街の環境持続性を拡大させるための実体のあるプロジェクトやアクションを起こすというような、さらなる責任をもつことが期待されます。

毎年行われるヨーロッパグリーンキャピタル賞は、居住者10万人以上の街が応募できます。ヨーロッパグリーンリーフ賞は、居住人口20,000人から99,999人までの街が応募できます。2つの街の最大の街が毎年ヨーロッパグリーンリーフを毎年受賞することができます。

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ヨーロッパにおける、生物多様性のロスやエコシステムの劣化を止めるために、連合諸国によって強力な政策フレームワークや強大な努力がなされてきたにも関わらず、保護種や保護生息地の保全状況は、エコシステムサービスの供給とともに悪くなっています。2030年への新しいEU生物多様性戦略は、この悪化を述べるとともに「本当の一貫したヨーロッパ全体の自然のネットワークを構築する」ための計画についても述べました。これは現在あるナチュラ2000ネットワークのうえに構築されますが、エコシステムサービスを提供するために重要である緑のインフラ(GI)風景要素を使って、ナチュラ2000にある連結性のポテンシャルを分析します。

重要なメッセージ

→天然あるいは半天然の風景の構成部分で、ナチュラ2000とつながっている場所は、EUの33%を越える土地に広がる森林と森林地帯となっています。ナチュラ2000のおよそ80%が、ナチュラ2000ネットワーク(農業林地域を含む)の外側の天然や半天然の地球のエコシステムとつながっています。もちろん50%は完全に保護されていない森林や森林地帯に隣接した耕作地とつながっています。またナチュラ2000の場所とつながっていないおよそ15%の土地は1km以下の距離で離れていますが、生き物が移動するのを妨げる高速道路が横切っており、GIネットワークのポテンシャルの一部にはなりません。

→エコシステムのエリアは、2012年にEU加盟国に住む人々にいくつものサービスを提供していますが、それは、GIネットワークの外側より内側で4%ほど大きいものでした。このエコシステムのエリアは、少なくとも1箇所は、GIネットタークの外側よりも6%も高くエコシステムサービスを高く提供していました。

→コミュニティが関心を持つ種の好ましい保護状況は、GIネットワークの内側も外側も高いですが、GIネットワークの外側でのエコシステムプレッシャーのレベルは、EU諸国の中より高くなっています。GIを優先にするためには、GI近隣のおよそ80%が、ネットワークにほとんど干渉しないことが関係することになるかもしれません。

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ブリーフィング

緑のインフラ計画とエコシステム復元を支援するためのツール

緑のインフラは戦略的に計画された天然あるいは半天然エリアのネットワークで、幅広いレンジでのエコシステムサービスを届けるためにデザインされ管理されている環境上の目玉となるものも含んでいます。水質浄化、空気の質、レクリエーションのための空間、そして気候軽減や適応もあります。この緑(土地)とブルー(水)の空間のネットワークは、環境条件を改善し、それによって市民の健康や生活の質を改善します。また緑の経済を支援し、就業機会を創出し、生物多様性も拡大します。緑のインフラがもたらす利点を最大にするために、GIは空間と物理的計画の必須のコンポーネントとなるべきです。GIを開発することは、EU2020生物多様性戦略を成功させるための重要なステップになります。戦略のターゲット2は、2020年までにエコシステムとそのサービスが、緑のインフラの構築と低下したエコシステムの最低15%の回復によって維持され拡大されることを求めています。

重要なメッセージ
→国、地方、地域の当局は、統合された空間計画や、土地転用、気候変動の軽減や適応、からのプレッシャーを減らすためにセクター間での調整されたマネジメントを改善することができます。それはGIと生物多様性の向上が統合された空間の部分と販売地域計画になることを確実にするためです。

→明確な方法論的なガイドライン、トレーニング、そして参加型のアプローチが、統合された空間計画に向けての変化を進めるために必要とされています。

→参加国とその他の利益授受者は、サブナショナルのレベルからEUレベルまでの戦略的GI展開を支えるなかで、地理空間法、データ、地図の恩恵を受けることができます。

→2つのマッピングアプローチー物理的エコシステムを基本としたーと3つの重要なGI方針ー連結性、多機能性、空間計画—は、都会の風景から郊外の風景まで全ての大きさに適応します。

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利点の例はたくさんあります。例えば川に隣接するエリア(水辺)と街のなかの緑のスペースは、洪水や熱波から防御するのにコストパフォーマンスの良い働きをします。健康的な土地や土壌は、過剰な水を吸収・貯水し、洪水を緩和します。公園やそのほか街のなかの自然のエリアも熱波の間、温度を下げる助けをします。その理由には、その土壌に水があることもあります。乾燥している時期には、健康的なエコシステムが地下にためていた水分をゆっくりと放出し、干ばつの最悪のインパクトを軽減します。

大気のなかの炭素を捉える

土地のキャパシティを、大気から炭素化合物をより多く捉えるためにする方法が様々あります。最近のヨーロッパのリサーチプロジェクト(Caprese study)は、工作に適した土地を草原に変えることが最も早く、土壌の炭素量を増やせることが分かりました。耕作に適している土地は、穀物がカバーしていますが、収穫のあとから次の種まきまでの間クローバーのような植物を育てると、土がより肥沃になり侵食を避けることができますが、このことは土壌に炭素をより多く貯める最も効率的な方法です。

反対に、土地を違って利用することを決定することもエリアを、排出の元にするように変えることもできます。注目すべき例としては、泥炭地を流しだし、あたためるために沼の泥炭を燃やし、草原や耕作地を鋤起こしをすると、そのまえに蓄えられていた炭素が放出されます。森林について言うと、この動力は同じですがタイムスケールを伴います。土壌のように、森林は炭素を蓄え、二酸化炭素吸収源でもあります。つまり、森林は炭素を蓄え、大気から炭素を捉えるのです。多くの場合、若くて成長している森林の方が、都市を取った森林より早く炭素を捉えますが、年老いた森林を刈ると、炭素の蓄えが森林から排出されます。木材の利用方法によって、炭素はすぐに排出されるかもしれません。たとえば木材が熱のためにもやされたり、あるいはもっとあとで木材が家をたてるのに使われたりという時にです。

より健康的な土壌と土地のエコシステムは、現在行っているよりより多くの炭素化合物を大気から捉え蓄えることができるでしょう。緑のスペースと自然のエリアも、人々と自然が、避けられない気候変動に適応する助けになります。土壌それだけでは気候変動を修復することはできませんが、私達の努力の要素に含まなければならず、また力強いパートナーにもなり得るのです。

土壌と気候変動に関するEUのアクションとEEAの働き

土壌保護に対するEUの論題となっている作戦とその実施リポートは、気候変動軽減と適応の両方に健康的な土壌が重要であることを強調しています。パリ協定は、気候アクションにおいて土地利用セクターの重要な役割を強調しています。

次の請願、土地利用に関する新しいEUの規則で、土地利用の変更や林業は、最低加盟各国がそのセクターの2021年から2030年の温室効果ガス排出を相殺することを求めています。

新しい規則の施行は、報告と監視を必要としており、それはEEAが支援することになります。EEAは、コペルニクス土地モニタリングサービスからの地球観測データを使うことも含め、土地利用と林業や関連する土地管理といった環境的な問題について知識を開発し続けます。EEAのアセスメントと指針、土壌、土地、エコシステム、農業、林業、緑のインフラ、その他のトピックに関するデータも、気候変動に強く関わっています。

多くのことが未だに分かりませんが、私達がより土壌、土地、気候の間の動力について理解すればするほど、より良いデザインチャンスが得られ、より良い持続可能な解決策が取れるでしょう。



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EEAは、気候変動による土壌へのインパクトや脆弱性をレポートし、またそのほか異常気象により加速している侵食や集中豪雨、干ばつ、熱波、嵐を強調しています。さらに土地の喪失の原因となる海面上昇は、海洋からの塩分を含む汚染が海岸地域の土地を変えているとも述べています。この土地利用に関していえば、気候変動は農業地域、特に南部地域が利用不可能、あるいは生産力低下にしており、おそらく今後北部にも及ぶだろうと考えられます。森林では、経済的な価値下がった樹木が、2100年までにヨーロッパの14%から50%切り倒されるでしょう。気候変動適応と農業に関する最近のEEAレポートは、特にヨーロッパの農業部門に大きな損失を与えることを強調しています。様々な地域で2050年までにEUの農業収入の最大16%の損失になります。

しかしおそらく、最も大きな懸念は、北方地域、主にシベリアの永久凍土に貯蔵される
炭素化合物とメタンです。地球の気温が上昇すれば、永久凍土は融けます。この永久凍土が融けることで、凍った土壌に閉じ込められている有機物が融け出し、それが大気への大量の温室効果ガスを放出することにつながり、そのことにより人々のコントロールをはるかに超えた地球温暖化が加速することになります。

土壌と気候危機に取り組む

2019年4月、非常に影響力のある科学者と活動家たちが、大気からの炭素化合物を自然に取り除かせ貯蔵させるために「森林、泥炭地、マングローブ、塩沼、天然の海底、その他危機的なエコシステムを守る、元に戻す、つくりなおす」と叫びかけました。エコシステムを元に戻すことは、生物多様性を支え、空気や水をきれいにし、人々のレクリエーションのための楽しい場所を提供する広い範囲のエコシステムサービスを拡大させるものです。

現在ある土壌と気候変動の間に相互に関係する情報のレビュー(Climsoil report)によると、およそ750億トンの有機体炭素がEUの土壌に貯蔵されているということです。そのおよそ半分の土壌は、スウェーデン、フィンランド、英国にあり、これらの国々には他の国々より多くの森林土壌がありますが、泥炭のような特に湿った有機土壌があります。ある見方では、EEAの最近の推定では、EUの2017年の総CO2排出量はおよそ450億トンということです。

EUの土壌内にある有機体炭素の量はゆっくりと増えていますが、この変化のペースについての推定量はかなり不確かです。より複雑な話をすると、有機体炭素の貯蔵量は常に変化しています。それは植物がガスを分解し大気に発散する前に、大気から炭素化合物を捉えているのと同じです。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)によるレポートは、2度以内に地球温暖化を押さえるという目的を達成するために、土地や食物を含む全ての部門からの温室効果ガスを減らさなければいけないことを確認しています。

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translated by Yoko Fujimoto

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